北丹沢山岳耐久レース(7月1日)


坂野です。

遅くなりましたが、日曜のレースの報告をさせていただきます。
標高差1140mの山岳レースを体験してきました。

大会名 第9回 北丹沢山岳耐久レース
開催地 相模原市青根界隈(43.8km)
参加者 約1700名

コース図付きパンフレット(このページは重いです...)
http://www.tanzawa-green.co.jp/html/race/12h/20070701/20070701pamphlet.pdf

今年の目標として、タイムは5時間30分台を目指しました。
階段練習も積んだし行けると思ってましたが、現実は甘くなかったです。

時間:6時間14分17秒
順位:146位

目標達成はできませんでしたが、(一応)年々成長してますv(^^)v

2003年:8時間 8分
2004年:7時間 7分
2005年:6時間35分
2006年:(脱臼でお休み)
2007年:6時間14分


以下、長めのレースの観想になります。
お時間がある方は最後までお付き合いくださいm(..)m


<コースについて>
大会パンフレットには「3つの峠越え、標高差1140m」と書いてありますが、
これは誤解を招く表現と思ってます(^^;
実際には1140mを登って下りるのではなくて、延べ2500m以上を登って下ります。

この高低差を、富士登山競争のステージで例えますとこんな感じです。

富士吉田市役所前からスタートして8合目で折り返し。
そしてまた市役所目指して下る。

 #文章に起こして初めて、とんでもないコースだったと気づきました...orz

ある書籍によると、参加者の規模と伝統から「富士登山競争」「ハセツネ」と並び
3大登山競争に挙げられてました。
僕の主観ですと、スピード、筋持久力、下りの技術とランナーの総合力が
3つの中で最も要求されるレースに思えました。


<今年の戦略>
今年とった戦略は「ワンストップ作戦(※)」。
最初の給水所(第1CP)で、水筒に水の補充をしない。ただし手短に給水は行う。

 ※F1GPのタイヤ交換を1回(通常は2回)でゴールする作戦から名前を
パクリましたm(__)m

このレースの特徴は真夏に行われること、そして山岳のステージでありながら、
平地や下りが長く、スピードが要求されます。

ということで、『水分補給が大事』ということになり、多くの参加者が
水を持って走ります。
ただし、多く水を持つと、脚や背中に負荷がかかり減速します。
平坦区間が続く、2回目の給水所(第2CP)までに水を消費して荷を軽くすること。
また水を補充する作業には数分の作業時間をとられます。
これで給水によるタイムロスは最小限になります。


<...と偉そうなことを書きましたが>
本当は心が弱くて、第1CPの給水所に長居しそうなので考え抜いた作戦でした。
あの給水所はホントに魅力的なんですよ。

暑い中、2時間以上も走ってたどり着くと、欲しいだけ水が飲めます。。
湧き出ている天然水が、冷たくて美味しくて癒されます。

しかも2年前は、お姉さん達がチアガールの格好で給水していました。
もう文句のつけようがありません。
地獄のような山中から天国に来た気分で、リュックを下ろして座り込み、
「ずーっとここにいたいなぁ」と思いました。
なかなか再スタートができなかったです。

そんな誘惑を断ち切るための「ワンストップ作戦」です(o^O^o)



前置きが長くなりましたが、レースの報告に入ります。

<〜第1CP(18.6km)>
前夜の雨も上がり、空一面に雲が覆ってました。
日光による気温の上昇もなく、梅雨の時期としてはベストと言えるでしょう。

参加者は1700名ということで、狭いスタート地点は満員電車のようでした。
それでもスタートゲートから約30mの位置にポジションをとれました。

スタートの号砲と同時に走り始めます
...と行きたいのですが、予算の都合かスタートゲートが非常に狭い、
幅は2mぐらい(たぶん)。入山前から渋滞にはまります。


1kmぐらい一般道を登ると、標高差約300mの峠の入り口へ
(なぜかこの峠は4つ目としてカウントされません)。

ここは道幅が狭く、コース中最も混む箇所です。
無理な追い越しはしないで、20分間ひたすらに前の人について行きます。
下りに入っても狭い道は続き、ダラダラと前の人を追うだけになりました。

一般道に出て道幅が広くなってから、いよいよ順位争いの開始。
1つ目の峠入り口までの5kmの舗装路を駆けていきます。
今回は「下りとロードでできる限りプッシュしよう!」と考えてました。
前にいたランナーを追い抜き、渋滞で溜まっていた鬱憤を晴らしにかかります。

さかの:「オレは最初からクライマックスだぜ!」〜仮面ライダー電王〜

   #数回しか観ていないのですが、このフレーズはお気に入り(^^)v

山の中に入っても、涼しい気候に助けられ、いいペースで進んでいけます。
コース中この峠が最も厳しい地点であり、周りには休み始めた人をちらほら見かける。
ロードで頑張った所為か、少し脚に違和感がありましたけど歩き続けました。
今思うと、ここではもう少しペースを落とすべきだったかもしれません。

1時間近くかけて、900mの標高を登ると、同じ標高差を下ります。
ロードと同様に、ほぼ全速力で駆け抜けました。
前のランナーを抜いたり、後続に道を譲ったりと、順位の変動が激しかった。
でも気持ちよく走れました。

第1CP直前の河原で、カメラマンを発見。
格好よく撮影されようと、岩をひょいと跳んでいきました。

その瞬間でした。
全身に激痛が走りました。足が攣った、明らかに重症っぽい...


左脚ふくらはぎ:「オレも最初からクライマックスだぜ!!」


君はクライマックスになっちゃダメだってばぁ〜(T_T)
まだレースの半分を終えてないし、この後に約9kmのロードコースがあるんだから...


<〜第2CP(29km)>
痛いけど50m走り続けて、第1CPに辿りつきます。
レース前の予定通り、水筒への補充はなしで、水を口に含むだけです。
今年はチアガールでなく、おばさま達でしたので、後腐れなく立ち去れました(^^)v

次の峠(標高差450m)に向います。
脚は痛いままで、スローペースで歩き続けます。
傾斜が急になると、我慢できなくなり立ち止まりました。

序盤から、心身共にこんなに追い詰められたのは久々です。
ゴールできるかも危ういので第2CPでリタイヤしようかと...

そんな考えを巡らせているうちに、今年の実績(30km以上限定)を
見直してました。

 3月 荒川市民マラソン→風邪のため欠場
 4月 高水山トレイル →風邪のためリタイヤ
 7月 北丹沢12時間耐久→故障でリタイヤ?

なんかこのままだとリタイヤ癖がついてしまいそう...
ここで止めてしまうと、このレースの結果を大変気にされていた
佐野さんに会わす顔がないな....

「記録が悪くてもこのレースはゴールしよう!」とここで決心。
ノロノロ歩きながらも2つ目の峠を制覇。

ロード区間はジョグのペースで走りました。
当然、多くの方に抜かれていきます。
こっちはジョグでも辛いのに、余裕で話しながら追い駆けてくる2人組。
抜かれる際になんか声が聞き取れました。

ランナーA:「今年はどんなレース出たのですか?」
ランナーB:「宮古島に行ってきましたよ」
ランナーA:「バイク150kmですよね?」
ランナーB:「そうですよ」
さかの  :(150kmも自転車を漕いだら、脚より先にお尻が痛くなるよな...)

2人はトライアスロンの選手みたいで、とっても楽しそうに走ってます。
僕はこのレースで上位に入るには、まだ体力不足なんだと実感しました。


<〜ゴール(43.8km)>
ペースは遅いですが、歩くことなく第2CPまで来れました。
日照りが弱かったのに助けられ、体力の消耗が少なく済みました。
走りきれたこと、ゴールまで下見をしていたことで、完走できる自信を取り戻せました。
佐野さんと目を合わせて結果報告をできそうです。

水の補充と入念にストレッチをして、最後の峠(標高差800m)に挑みます。
第2CPを出発したのがレース開始から4時間。
中間地点である風巻の頭までは通常のレースペースで登れ、
5時間台でのゴールは不可能ではなくなってきました。

ただ、風巻の頭を越えてからは脚全体に疲労が出てきました。
必死に歩いていても、ペースが落ちてきます。
そんな状況でも楽しそうに話している方々を見かけます。

ランナーC:「先週はサロマに行ってきましたよ」
ランナーD:「サロマといえば100kmですよね?」
ランナーC:「えぇ、走った疲れが抜け切れなくて...」
さかの  :(ウルトラマラソンと連戦!?ありえん!!)

ここでもまた体力不足を実感させられました。
トライアスロンにウルトラですか、短距離型の僕はこのレースに不向きなのかも(>_<)

ヘトヘトになりながら山頂まで辿りつく。
ここからは距離9km、標高差1000mを下ります。
ただ脚が限界を感じていて、ここでもジョグになりました。
元気なランナー達に抜かれていきます。
脚力を失い、気力だけで走っていると...

「さかのくん!」

突然後ろから声をかけられる。振り返ると柳さんでした。
会話を交わした後、颯爽と僕を追い越して行きました...
と思ったら立ち止まり「これ食べたらいいよ」と袋を渡してもらえました。

袋の中身はというと、形状は森永のラムネに見える(?_?;
甘いのかな?と思って食べる、ちょっとしょっぱい。
なぞのお薬?をもらって、元気が出てきました。
 #後で確認したら「アスリートソルト」というお塩らしいです。

そこからは少しペースが上げて、ゴールまで駆け抜けます。
道中には数えられる程度の人しかいないのですが、
ゴール前では多くの人が出迎えてくれます。
先にゴールした原田師匠と柳さんも声をかけてくれました。
人里から離れた山から出てきて、沿道の応援の温かさを感じたときに、
無事ゴールできたんだ!といつも感動しています(ToT)

目標タイムには及ばなかったけど、自己ベスト達成(^^)/
辛くても走り続けたことと、ワンストップ作戦のおかげかと思います。

記録証をもらい順位を確認すると、このレースより
参加者が多かったハセツネより悪い。
ちなみに原田師匠の順位もハセツネより悪い...なぜだ?
 #本当に理由が見つかりません。誰か教えてください。


<反省>
上位を狙うには筋持久力が必要と感じました。
トライアスロンやウルトラは目指しませんが、50km〜60kmを
走れるようにならないと、タイムの向上ができなさそうです。
あとは脚が攣らないように、食生活の改善ですかね?
食生活の面倒をみてくれる女性を探さないと(^^;